禿げる人の特徴や前兆ってどのような症状があるのでしょうか?
「親父がはげてるから自分も禿げる?」「ストレスは薄毛の原因になる?」など、薄毛に関する原因の噂は様々です。
実際のところ、禿げる人の原因は色々あるのですが、それぞれの根拠って確かなのでしょうか?
また、禿げ兆候が見えてきたら早急に対処する必要があります。
禿げる兆候って抜け毛だけって思ってますか?実を言うと、抜け毛だけが禿げの兆候とは言えないんです。その秘密も詳しく解説しています。
- 遺伝だから育毛改善を諦めている
- 禿げの兆候を知りたい
- 禿げる前にやるべき事を知りたい人
このような疑問や情報を知りたい人におすすめの記事です。
当記事では、禿げる人の原因や特徴とその根拠、対処方法について詳しく解説していきます。
- 禿げる人の特徴や原因
- 禿げる人の生活習慣とは?
- 禿げる人の予兆
- 自分でできる禿げ対策
目次
禿げる人の特徴や原因について

禿げる人の特徴や原因で多いのは「遺伝」「生活習慣」の2つで、私の周りで禿げている人は、だいたいこの2つの項目が当てはまります。
特に遺伝が多い傾向にあるように思えます。知り合いの父親が薄毛だったので息子さんを見てみるとやっぱり薄毛傾向。
あとはストレスや食生活などを含めた「生活習慣」が禿げを促進させていきます。
そんなことはよくある話。少し詳しく解説していきますね。
禿げに遺伝は関係している?
禿げに遺伝は関係しています。禿げ以外にも髪の毛に関する部分は、ほとんどが遺伝と言ってもよいでしょう。
その原因は薄毛の遺伝子が深く関わってきます。
この薄毛遺伝のポイントは2つあります。
- アンドロゲンレセプターによる遺伝
- 5αリダクターゼの活性が強い遺伝
まず1つ目が、薄毛の遺伝子は「アンドロゲンレセプター」というものでX染色体に存在しています。
男性のX染色体は母親から受け継がれるため、母方の家系の特色を強く受け継ぐことになります。
しかし、母親が薄毛じゃないパターンもあります。こうした時は安心してもよいのでしょうか?
残念ながらそうではありません。
母親の家系で薄毛の人はいますか?例えば祖父母が薄毛だったら、しっかりその遺伝子を受け継いでいる可能性は高いです。
2つ目が5αリダクターゼの活性が強いことにより、ジヒドロテストステロン(DHT)が多くつくられるという事です。
このDHTは、禿げる原因として有名な「AGA」を引き起こしてしまします。
この遺伝子は父母関係なく引き継がれます。
体質的に禿げやすいという人は、これら2つの遺伝子を両方受け継いでいる人ということになります。
ストレスは禿げに関係ある?

ストレスとハゲの関係性はあります。ストレスは血流を悪化させてしまうからです。
血流が悪化すると、毛根に必要な栄養素が届かなくなってしまうため、抜け毛の原因や髪の成長に影響を与えてしまいます。
ストレスによる血流が悪化する原因は2つあります。
- ストレスホルモンにより血管が収縮してしまう
- 自律神経の乱れによる血液の循環調整が狂ってしまう
まず1つ目がストレスホルモンです。ストレスをかんじることによりストレスホルモンが大量に分泌されます。
このストレスホルモンは血管を収縮させてしまう作用があり、血行不良に繋がってしまいます。
2つ目が自律神経の乱れによる血行不良です。
自律神経は血管の周りに巻き付いており、ストレスによる刺激で交感神経が反応しすぎると血管が収縮してしまいます。
結果、ストレスは血管を収縮させてしまう働きがあるので、これにより血行不良となり薄毛の原因を作ってしまうんです。
睡眠不足は禿げに関係ある?
睡眠不足により成長ホルモンの分泌が妨げられることで、薄毛の原因となってしまいます。
髪の成長には睡眠中の成長ホルモンが不可欠です。この成長ホルモンは脳がしっかり休んでいる状態で分泌されます
しかし、睡眠の質が低下することによって脳がゆっくり休めない事で成長ホルモンが分泌されにくい状態となってしまいます。
これにより毛根や髪が育たなくなり、禿げのリスクが高くなってしまうんです。
偏った食事による禿げ促進

偏食により禿げは促進してしまいます。
現代社会では、朝食を抜いたり、パン、外食やジャンクフードが一般的になってきています。
しかし、こうした食生活をしていると将来の頭がヤバイことになってしまいます。
禿げ促進を食い止めるためには「バランスの良い食事」というものが必要となってきます。
では、なぜバランスの良い食事が必要なのでしょうか?
それは、髪の成長に欠かせない栄養素を十分に摂取できないからです。
髪に必要な栄養素は以下の3つになります。
- タンパク質
- 亜鉛
- ビタミン
これらの3つが欠かせない栄養素です。どれか1つ欠けてもダメです。バランスよく摂取する必要があります。
髪はどのような栄養素で構成されているかというと、それは「ケラチン」という18種類のアミノ酸が結合したタンパク質の事です。
これは体内で合成できるものではないので、食事を通して摂取する必要性があります。
タンパク質と聞くと、「肉」というイメージがありますが間違いではありません。タンパク質を摂取するには鶏肉や豚肉、魚を積極的に食べる必要があります。
しかし、ケラチンはこれらを摂取するだけでは合成できないんです。
ケラチンを合成するには「亜鉛」を摂取する必要があります。亜鉛は牡蠣、チーズ、アーモンド、ゴマ、豚レバーに多く含まれているため、これらを摂取するよう心がけましょう。
最後に、これらの栄養を頭皮まで送り届けるためにはビタミンが必要になります。
ビタミンA、ビタミンBは血行促進作用があるため、レバー、食物油、魚、納豆などを積極的に食べるようにしましょう。
禿げる人の特徴や前兆はこんな症状

禿げる人の前兆を紹介していきます。こういう症状が表れたら危険信号ということを覚えておきましょう。
抜け毛が多くなってきた
これは誰にでもわかることですが、抜け毛が多くなってきたら禿げの兆候です。
抜け毛は季節的な物もありますが、その差は自覚できるほど大きくありません。つまり、抜け毛が増えたということは禿げが加速していると認識してもよいでしょう。
抜け毛を見極めるタイミングは以下の通り。
- 入浴時
- 自分のデスク周り
- 枕
抜け毛の本数を一番確認できるタイミングは洗髪する時です。
シャンプー後に、排水溝に溜まった髪の毛の本数を毎日チェックしているとわかります。
いつもより多いなと感じてきたら危険信号です。
仮に抜け毛が多くても、元々の髪の量が多ければ問題ありませんし、抜けた分が生えてきているのであれば大丈夫、
日本人の髪の毛の本数は約10万本以上と言われており、そのうちの0.1%が毎日抜けると言われています。
なので、1日100本抜けるのは当たり前と考えて良いでしょう。

それと、デスクワーク時に、自分の周りや机の上に抜け毛が多くなってきたと感じたら危険信号。
以前、私の職場で円形脱毛症になった人がいたのですが、デスク周りの抜け毛が半端なかったです。
デスク周りの髪の毛も気にしておきましょう。
後は、枕に付いている抜け毛です。枕は基本的にはシャンプーした後に使用するので、そこまで抜け毛がつくことはありません。
しかし、朝起きた時に抜け毛が数十本、枕についているのであれば注意が必要です。
髪がべたっとなってきたら要注意
髪がべたべたしている人は、禿げが加速します。その原因は、ワックスではなく皮脂の分泌が活発になっているからです。
元々、頭皮は乾燥しやすい部位なので、それを補うために体の中で最も皮脂腺が多い特徴を持っています。
なので、乾燥や紫外線から頭皮を守るために常に皮脂が分泌されています。
しかし、この皮脂が過剰に分泌されることで抜け毛の原因となってしまうことがあるんです。
まず、過剰に皮脂が分泌される原因として2項で紹介した「ジヒドロテストステロン」が関係してきます。
男性ホルモンの一種です。
しかし、このテストステロン単体が悪さをするわけではなく、細胞表面や内部に存在する「レセプター」というタンパク分子の一種と結合することにより、皮脂が分泌されるんです。
細胞表面や内部に存在し、細胞外の特定の物質(ホルモン・神経伝達物質・ウイルスなど)と特異的に結合することにより細胞の機能に影響を与える物質の総称です。ホルモンが細胞に作用するときに特異的に結合するホルモン受容体やウ イルスが細胞に進入する際に特異的に結合するウイルス受容体などがあります。 様々な種類のレセプターが存在し、種類ごとに結合できる物質も異なることから、 「鍵穴」と「鍵」の関係に例えられます。
引用元:weblio辞書
これは男性、女性も関係なく、同じ仕組みとなっています。
ここで既に紹介している5αリダクターゼが作用することによって皮脂が過剰に分泌され毛穴が目詰まりするんです。
毛穴が皮脂で目詰まりした状態で放置していると、毛根がダメになってしまいます。
結果、髪の毛が生えてこなくなってしまうんです。そうなる前に対処する必要があります。
頭皮に痒みが出てきたら要注意

頭皮が痒くなるという事は、頭皮が荒れている状態です。
最近では男性用のシャンプーで、頭皮の脂をごっそり取り除く!みたいなキャッチフレーズみたいな商品がありますが、頭皮に合わなければ意味がありません。
むしろ、頭皮の脂質を取り除きすぎて、更に過剰な皮脂の分泌を促している可能性もあります。
高級アルコール系の刺激が強いシャンプーを使用したら、すすぎはしっかりやりましょう。
また、アミノ酸ノンシリコンシャンプーを使用するという手段もあります。
いずれもすすぎはしっかりやりましょう。
そして頭皮は必ずしっかり乾かしましょう。
頭皮を乾かさずに自然乾燥していると、頭皮が荒れてしまう原因となってしまいます。
それは頭皮の雑菌が繁殖したり、カビが生えてしまうからです。
そうなることで頭皮が荒れるのですが、荒れてしまうと皮脂の過剰分泌や頭皮の血流が悪くなってしまい、毛髪の発育に影響が出てきます。
- シャンプーやリンスのすすぎはしっかりと
- ドライヤーで頭皮までしっかり乾かす
ボリュームダウンしてくる

今までは嫌というくらいボリュームがあったのに、最近は何もしなくても髪がぺとーんと落ち着いている。
それは髪の量が減っているからです。
髪をすいてボリュームダウンしていたのに、本数が減ることによってその必要性も無くなってくるんです。
で、はげてくる部分の髪の毛は細くなって、頭皮が目立つようになってきます。
そうなってくると、禿げ度がかなり進行している状態といえるでしょう。
これも、日々の抜け毛の本数を気にしているとわかることなので、抜け毛と髪のボリュームを日頃から気にしておきましょう。
気にしたところでどうなるんだ?という話ですが、抜け毛が多くても髪のボリュームが減っていなければ、髪の毛の成長サイクルは狂っていないということになります。
なので、あまり気にしすぎてもストレスとなって、それが髪の毛に良くないということなので、ほどほどに気にしておきましょう。
自分でできる禿げ対策その1:シャンプー

自分でできる禿げ対策内容を紹介していきます。
正直に言うと、一旦禿げだしたらかなりの勢いで髪の毛が減っていくので、少しでも早めの対処が必要になります。
できれば禿げる前から処置しておくことが理想です。
禿げる人はシャンプーが適当な件
まずはシャンプーから。シャンプーは毎日するものなので、最も頭皮に影響を与える行為と言ってもいいでしょう。
しかし、このシャンプーを適当にしていると、後から痛い目に合います。
先ほども紹介している通り、皮脂による毛穴の詰まり。これが抜け毛の原因になっているということ。
この皮脂(汚れ)を取り除いてあげることがシャンプーの役目。なので基本的には毎日洗髪することが必要です。
毎日洗髪していないという人は、今すぐにでも毎日洗って習慣を改善しましょう。

ちなみに1日2回シャンプーしてもいいです。(乾燥肌だったら1日1回がいいかも)
シャンプーしすぎると禿げるという事を聞いたことがあるかもしれませんが、都市伝説なので心配なさらずに。
そして何度も言いますが、頭皮は必ず乾かすことです。自然乾燥は絶対にやめましょう!
できるだけ頭皮は清潔な環境を保つことで、10年後に大きな差が生まれることとなります。
禿げ対策に必要なシャンプーとは?
アミノ酸系ノンシリコンシャンプーがおすすめです。
高級アルコール系やシリコン系シャンプーは、頭皮に負担をかけたり毛穴を詰まらせることも考えられます。
シャンプーしないよりマシですが、できるだけアミノ酸系ノンシリコンシャンプーを使う事をおすすめします。
▼髪と頭皮にWアプローチできるシャンプー
▼関連記事
自分でできる禿げ対策その2:育毛剤

育毛剤を使用して「予防」します。
予防です。改善ではありません。
よく育毛剤を使用すると髪の毛が生えてくるという口コミなどを見ますが、関連性はよくわかっていません。
育毛剤は頭皮の血行を良くする成分などが含まれていますが、薄毛の症状の根本的な原因にダイレクトに働きかけることができません。
なので、禿げてしまう前に、日ごろから育毛剤を使用して禿げを予防していく必要があるんです。

遺伝に効く育毛剤ってある?
ちなみに、もし遺伝だったら防ぎようがないのでは?と諦めかけている人がいるかもしれません。
遺伝でも、禿げるのを阻止(現状維持)したり遅らせることは十分に可能です。
遺伝で禿げてしまう原因は、冒頭でも紹介した通りDHT(悪玉男性ホルモン)であり、そのDHTの生成を促す「5αリダクターゼ」が原因となっています。
この5αリダクターゼの生成を抑制する成分が存在するんです。その成分を以下に紹介していきます。
1型、2型5αリダクターゼを強力に抑える成分。ミノキシジルよりも効果があると言われている成分。
男性ホルモンの濃度を低下させる成分。女性ホルモンの一種(卵胞ホルモン)。前立腺がんや、乳がんを治療する薬。
グラクソ・スミスクライン株式会社が開発したザガーロに含まれる成分。5αリダクターゼを抑える薬。
冬虫夏草(とうちゅうかそう)とは、バッカク菌科に属する真菌(キノコ)類であり、昆虫に寄生する。中国伝統医学において利用されてきた成分であり、免疫賦活作用や滋養強壮作用、生活習慣病予防効果がある。
サプリメントに使用されている植物由来の成分。DHTを抑制する働きがあると言われている。
西日本や東南アジアに生息するヒオウギという植物の根っこから抽出されるエキスです。ヒオウギエキスには、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするイソフラボン誘導体という成分を高濃度に含んでいる。
フィナステリドは、アメリカメルク社が開発した抗アンドロゲン薬。2型5-α還元酵素を阻害して、男性ホルモンテストステロンがDHTに転換されるのを抑制する。
▼ヒオウギ抽出物を含んだ育毛剤はこちら
禿げる人の特徴や前兆まとめ

禿げる人の特徴や予兆について解説してきました。また、その対処法も。
禿げてきてから対処しても、ちょっと遅いかもしれませんね。ただ、禿げの進行を止めたり遅らせることは十分にできます。
なので、抜け毛が気になってきたなという段階から、早急に対処する必要があります。
育毛剤の使用も、普段から禿げる前に使用を続けることをおすすまします。
それから、お金がかからない方法としてはシャンプーのやり方です。できればシャンプーは1日2回やったほうがいいと思います。
とにかく頭皮を清潔にすることが大切です。
特に女性の場合は、薄毛、分け目はげ、てっぺん禿げは目立つので、日ごろからの頭皮ケアや育毛剤の使用を心がけましょう。
【参考】